「なぜこんなに他の選手と点差が出るのか?」のポイントを検証するために、まぁ知識不足ではありますがエレメンツごとに整理することにしました。
第1回はまずジャンプからです。今回は2位の浅田選手と比較してみます。
《キムヨナ》
技名 基礎点 GOE 得点 備考
1. 3Lz-3T 10 +2 =12
2. F 0 +0 =0
3. 2A-2T-2Lo 6.3 +1.2 =7.5 (イナバウアーから)
4. 2A-3T 後半 8.25 +1.8 =10.05 (イーグルから)
5. 3S 後半 4.95 +0.8 =5.75
6. 3Lz 後半 6.6 +1.8 =8.4
7. 2A 後半 3.85 +1.2 =5.05
合計 39.95 +8.8 =48.75
浅田真央
技名 基礎点 GOE 得点 備考
1. 3A-2T 9.5 +1 =10.5
2. 3A< 3.5 -1.96 =1.54 両足着氷
3. 3F-2Lo 7 +1 =8
4. 3Lo< 後半 1.65 +0 =1.65 着表時少し飛沫あり
5. 3F-2Lo<-2Lo< 後半 7.15 +0.4 =7.55
6. 3T 後半 4.4 +1 =5.4
7. 2A 後半 3.85 -2.32 =1.53 イーグルから、お手つき
合計 37.05 -0.88 =36.17
整理してみるとジャンプの合計の得点は金選手が48.75点、浅田選手が36.17点とジャンプがひとつ少ないのに10点以上上回っています。
みなさんが1つ目に点差に驚いた理由として、このジャンプをひとつ抜かしてしまったことがあげられるのではないでしょうか。
ほかの人よりジャンプがひとつ少ないということは、他の選手で考えれば致命的ですよね。
もちろんキム選手もこのミスによってジャンプ1つ分の点数を失っています。このミスがなければ金選手ならば3F(5.5+1.2=6.7)として、もう7点くらいは高い得点を出すことができていたのではないでしょうか。
そうなると20点くらい浅田選手にジャンプだけで差をつけられた計算になります。
ただ今回の点差は、「浅田選手にミスがあったから」と考えることが妥当でしょう。
浅田選手は今回4つのダウングレードをとられています。
また、最後のイーグルからの2Aのお手つきがとても痛かったですね。浅田陣営が点数を検証する上でも同じ「イーグル2Aが何点になるか」は非常に重要でしょうし、ここで成功していれば全体の演技の印象もかなり違っていたでしょう。
また加点についてですが、3Tに加点が1ついていることを考えると、成功さえすれば浅田選手のジャンプにも加点がたくさんつくと想定していいと思います。
全部のジャンプに加点が1ついたとして、浅田選手の目指す構成(3A-2T,3A,3F-3Lo,3Lo,3F-2Lo-2Lo,3T,2A)の想定得点は58.3。
問題は3A2回を決め、ほかのジャンプでダウングレードされないように演技することが可能なのか、という点ですが、こればかりは浅田選手の能力を信じるしかないですね。
眠くなったので、続きはまた次回で。
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